投資を1から理解して、収入を作ろう!投資用語解説1

 
近年、注目されている太陽光発電投資。利回りもよく、融資も受けやすかったりなどとメリットが満載ですが、どうしても投資と聞くと、小難しいようなイメージや、リスクのあるようなイメージが拭えない方も多いのではないでしょうか?
もちろん、とっても簡単というわけではありませんし、リスクがないと書けば嘘になってしまいます。が、きちんと仕組みや用語を理解すれば、さほど難しい話でもないのです。

今回は、投資にまつわるあれこれを、太陽光発電投資と絡めながらご紹介していきましょう!

投資用語解説

まずは、投資にまつわる専門的な用語をひとつずつ解説していきましょう。投資の話を調べたりすると、どうしたって専門用語が出てきます。それらの意味をきちんと理解しておかないと、わかりにくい説明が多いですよね。ですので、それらの意味を理解し、ちゃんと投資の知識をつけるために、まずは用語解説から始めていきます!

 
・利回り
投資における利回りとは、投資した額に対して、どれくらいの収益があるのかを測るもののひとつです。いわゆる、投資するものを見極める時のひとつの大きな指標となるでしょう。投資した額に対しての利回りが高ければ高いほど、投資効率が良いということになりますし、利回りが低ければ低いほど、投資効率が悪いということになってきます。

 
例えば、100万円を投資して、20万円の利益があがったのなら、その投資の利回りは20%になります。逆にしてみると、利回り20%の物件があった場合、単純に言えばその物件を5年間運用することで投資額を回収できるということになります。
 
では、利回りの高い物件がいい物件だから、それを探せば早いじゃないかと思ってしまいがちですが、実はそうではありません。もちろん、利回りが高ければ高いほど、投資した額の回収も早くなり、利益もどんどん大きくなっていきますが、不動産屋太陽光発電もおなじく、それぞれきちんと相場が存在します。その利回りの相場を大きく逸脱する物件に関しては、何らかの理由があってその利回りの高さになっている可能性が高いのです。ジャンク品やB級品が安く取引されているように、何かしら相場よりも大きく利回りが良い物件には理由があります。そのため、利回りだけでなく他の情報をきちんと見た上で購入するようにしましよう。

 
例えば、不動産投資における投資効率を表す利回りは、以下の公式で計算することができます。
 
【年間家賃収入 ÷ 投資額(物件取得価格) = 利回り】
 
最初に投資する額(物件価格)に対して、年間でどれくらいの収益が出るかを示す数値なので、いわゆる金融商品などで表示されている「金利」や「利率」と同じ意味を持っています。例えば、金利10%の投資商品と、利回り10%の不動産物件があった場合、単純な比較ではどちらに投資をしても同じ収益が得られることになります。

太陽光発電投資の場合だと、家賃収入が、年間売電収入にあたります。年間売電収入をシミュレーションした数字と、物件価格を割って出たものが、太陽光発電投資の利回りとなるのです。

 
また、投資における利回りには2種類あります。
 
「(年間家賃収入 ÷ 物件価格)× 100」で算出される「表面利回り」と、各種管理費や税金等を考慮して計算する「実質利回り」の2つです。この2つをきちんと分けて考えるようにしておきましょう。

 
○表面利回り
表面利回りとは、管理費や維持費を計算に入れないまま、単純に物件価格と収入だけを計算したものです。売りに出されているほとんどのものが、この表面利回りで計算されたものになります。

 
○実質利回り
物件の維持費や管理費などを加味した上で、利回りを計算したものを、実質利回りといいます。いわば、表面利回りをもっと細かくきちんと計算したもので、そうした管理費や維持費はもちろん、物件購入時の免許税などの諸経費を差し引いた上で、年間の収入と投資額を計算したものになります。

しかしもちろん、そうした数字はどんどん変化していくため、あくまでそのときだけの数字でしかありません。ですので、企業などは表面利回りを用いることが多いのです。

 
例えば、購入価格3000万円のアパートがあり、年間の家賃収入として300万円が想定されていた場合、毎月の賃料は10万円です。この300万円という価格が、物件の購入価格3000万円に対して0.1%という計算結果になるため、利回りは10%、つまり表面上は10年間で投資額を回収できる計算になります。これが、表面利回りのことです。

しかしこの利回りは単純に物件価格と年間利益の計算しかされていません。ここに、様々な諸経費などを計算に合わせたものを、実質利回りと呼ぶのです。
 
まずは表面利回りとチェックして、そのあとに実質利回りを計算してみましょう。表面利回りだけではまだ情報が足りず、実質利回りまで計算した上で初めて、具体的な収益がどれくらいあるのかを見極めることが可能です。先も述べましたが、あくまでこの「利回り」は、いろんな物件や商品を比較するためのひとつの指標として捉えておけばいいでしょう。

 
・この利回りが太陽光発電投資でも大切
太陽光発電投資でも利回りの表記はありますが、もちろん掲載されているのは表面利回りです。そこから、メンテナンス費などもかかってきますが、不動産投資などと違う点は、実質利回りの部分に「空室リスク」が含まれないという点です。不動産投資では、いわば大家さんになって、家に居住者を入れることで家賃収入を発生させますが、太陽光発電投資の場合は売電収入ですので、空室になってしまった場合はその分を引いて実質利回りを考えないといけませんが、その必要がありません。

 
またその売電収入というのも、国からの買取が保証されているので、とても安心かつ長期的な収入を見込むことができるのです。固定価格買取制度により、最長で20年間の電気の買取が保証されています。不動産投資などでは空室リスクなどによって、利回りが変動してきますが、太陽光発電投資においては設備費やメンテナンス費などを省くと、基本的にはそうしたリスクがなかったりすることが特徴です。

 
・DCR(債務回収比率)
DCR(Debt Coverage Ratio)とは、「借金返済の安全度」を示す指標です。ローン返済に対して収入がどのくらいあるのか表します。DCRは、不動産投資における経営の安全度合いを見るためのもので、単位は「倍」で表し、返済額の何倍の収入が得られるかを表しています。
DCRは、太陽光発電投資の場合、以下の計算式から算出することができます。
 
「 DCR=売電収入÷返済額 」
 
例えば、この計算でもし結果が1になった場合、収入額と返済額が全く同じということを意味しています。つまり、メンテナンス費や修理費、不測の事態などが起こった際、返済額以外に費用が発生した場合は自分の懐から支払うことになってしまいます。つまり、1では何かあった時に不安なわけですね。なお、DCRの値は、不動産投資において1.4~2.00はあってもいいのかなと考えます。また、融資を受ける際には、借入先である銀行などの金融機関はDCRが1.2に満たないと予測される場合は、融資を行なわなかったりすることもあります。

 
・ROI(投資収益率)
「ROI」(Return On Investment)は、投資したコストに対して、どれだけ利益を生み出しているかを表す指標で、パーセントを用いて表します。投資金額に対して年間で何%回収できたか、ということですね。

ROIの計算式は、以下のようになります。
 
「 年間のキャッシュフロー÷最初の投資金額 × 100 」
 
購入総額に対する回収割合でなく、投資した自己資金に対する回収割合であるという点がポイントになります。つまり、融資分は含まず、あくまで自己資金に対する回収割合だということです。

 
例えば、1000万円の自己資金と借入4000万円を合計して5000万円の物件を購入したとしましょう。賃収入から経費などを除いたキャッシュフローは250万円と仮定したとします。
 
この場合、
ROI(%)= 250万円 ÷ 1000万円 × 100 = 25%です。
自己資金1000万円のうち、25%の250万円を1年間で回収できるという意味になります。これが、ROIです。
 
しかし、同じ物件を自己資金2000万円、借入3000万円で購入した場合、
ROI(%) = 250万円 ÷ 2000万円 × 100 = 12.5%となります。
 
何が言いたいかというと、銀行などの金融機関から融資を受けて購入することによって、最初の自己資金に対する回収割合、つまりROIが大きくなるのです、このことを「レバレッジ効果」といい、物件価格に対するカッリイレ学の割合が大きいほど、ROIの%は大きくなっていきます。
 
あくまで、「表面上の投資効率」を確認する指標として活用するものと考えた方が良いでしょう。 きちんと計算する上では、に年間の家賃収入に税金、諸経費、ローン返済額、減価償却費といったもの全て差引いたり、自己資金だけでなく、金融機関からも借り入れたお金も投資額として含めるということも考えた方が無難です。
 
自己資金をどれだけ使うか、またどれぐらいのお金を融資してもらうのか。そもそも、融資が通るのか?という点も気になるポイントですよね。

 
実は太陽光発電投資の場合は、現在もっとも融資の通りやすい投資と言っても過言ではないのです。

ROIでの計算式にも出てきた通り、不動産投資や太陽光発電投資は、融資を銀行などの金融機関から受けることによって、物件を購入することが一般的です。ただ、「株やFX投資をしたい」と言っても、銀行から融資を受けることはできませんが、不動産投資や太陽光発電投資などは違います。

 
先述しましたが、太陽光発電の場合、固定価格買取制度で20年間に渡っての買い取りが保証されているため、安定した数値が期待できます。また、不動産物件とは違って、入居者を呼び込んだりと言った特別な運営ノウハウも要らず、予想する結果の再現性が高いのです。もちろん、こうしたDCRやROIなどといった投資に関する計算式は、その通りに行かないことが多いですが、中でも太陽光発電投資は一番ブレがない投資だと言えるのかもしれません。他にも、不動産投資のような空室リスクもないため、キャッシュフローが安定しています。
それはつまり、お金を融資してくれる金融機関側からすると、返してもらえる確率が高いので、融資が通りやすくなっているのです。それはご自身が金融機関の立場になって考えてみれば、分かりやすい話ですね。

 
・ペイバック期間法(回収期間法)
回収期間法とは、投資した金額が何年で回収されるかを調べ、その期間がガイドラインとなっている期間よりも短ければ投資を実行し、長ければ投資を見送るという投資を分析する手法の1つです。ペイバック期間法のメリットは、直感的に分かりやすいことです。例えば、1000万円を投資すると毎年100万円を生み出す場合、回収期間は10年となる。
 
しかしデメリットも多く、キャッシュフローの時間的価値を考慮していないこと、投資回収すべき期間後のキャッシュフローを考慮しないので投資の最終的な収益性を評価できないこと、回収期間を評価する上で基準となる期間を合理的に決定することが難しいことなどがあったりします。ただ、説明する上でも分かりやすいのがペイバック期間法ですよね。いわば、表面利回りのようなものです。
 
そのため、ペイバック法だけではなく他の指標と合わせて使ったりすることをオススメします。

 
・NPV
NPV(Net Present Value:正味現在価値)は、投資によってどれだけの利益が得られるのかを示す指標になります。「その物件は利益を生むか?」「他の投資物件と比べてどちらが有利か?」など、投資の意思決定をするために用いられたりします。

 
価値というものは、時間によって変動します。その変動を見込んだものが、NPVの数値です。PV(Present Value:現在価値・割引現在価値)とは、将来獲得するお金の現時点における価値のことを示し、「将来受け取ることができるお金を現在の価値に換算するといくらになるか?」というものがNPVです。

 


まとめ

今回は、投資に関する用語解説を中心にご紹介しました。安心して投資を始めるためには、まずきちんと理解をすることが必要です。きちんとひとつひとつの単語の意味が理解できれば、投資に関しても理解が深まり、優良な投資にきちんと目を向けやすくなります。太陽光発電投資は特に、近年話題になっている投資ですので、ぜひご紹介した計算方法などで利回りやパーセンテージを出してみてください!

デメリットが少なく、またメリットの大きい投資だということがわかりますよ!
次回記事では、投資に関する用語解説の続きを行いたいと思います!

参考サイト
https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-12521.html

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