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産業用太陽光発電所の売却手続きに必要な書類と手順

太陽光発電所の購入を検討している方や、稼働させているオーナーの方の中には設備の売却について疑問に思うことも多いのではないでしょうか？

太陽光発電投資は、稼働を開始した後の太陽光発電所の売買市場（セカンダリー取引）が活発になりつつあります。

買い手にとって、中古の太陽光発電物件には独自のメリットがあるからです。

◎実際に稼働した発電実績が分かる

◎初期不良のリスクを回避できる

◎新築物件よりも購入価格が安い

◎連系済みのため、購入後すぐに売電収入を得られる

◎過去の高いFIT価格が適用される

太陽光発電所は固定買取期間中でも売却はできるのか、売却できるとしたら何を覚えておけばよいのかを説明します。

「他の事業に投資したい」「まとまった現金が必要になった」など売却をお考えの方、太陽光発電所は稼働途中でも売却が可能です。しかし、売却手続きには決められた項目があり、税金を必要とします。売却までの手続きや流れをご説明します。

売却の流れは以下にまとめておくと分かりやすいです。

1．業者に査定依頼を行う

2．提示された査定額に納得したら契約を結ぶ

3．業者から売却金を受け取る

太陽光発電所の売却方法には、買い手に対して直接販売する方法と、仲介業者や販売代理を利用する方法があります。

一般的に売却しやすい手続きは、業者を利用すること。トラブルも少なく、売却契約の手間が少なくなりますのでおすすめです。また利用する際には業者に利用手数料を支払います。

＜仲介業者＞

仲介業者は、太陽光発電を購入したい人と売却したい人を仲介する業者のこと。利用するメリットは、太陽光発電を適正価格で売却できます。売り手・買い手の双方が納得できる結果を得やすいでしょう。またデメリットは、売却までに時間がかかることです。条件にある買い手を見つけるまで待つ必要があります。

＜買取業者＞

業者が太陽光発電を購入します。利用するメリットは売却は比較的にスピーディーに契約を勧められる点です。デメリットは、適正価格よりも安い金額で買い取りが行われている可能性があることです。複数の買取業者から相見積を頼むことで適正価格を知ることも出来ます。

不動産と同様に建物を売却することと同じです。売却益が発生し、所得に含まれます。

太陽光発電を売却し、即現金化させたい場合には買取業者に頼むことがおすすめ。高く売却することは難しいですが、売却手続きはスムーズです。

高く売却するためには、買い手オーナーに対して書類を提示できる状態にしておくことが重要です。書類及び数値で明確な実績を提示することが大切なのです、

売却前に以下の項目を整理しておきましょう。

買い手側としては、売却理由を曖昧にされた場合、問題があって設備を手放したのではないかと不安になる可能性があります。売却理由に関しては担当者を通じて伝えておきましょう。また、過去の売電実績とメンテナンス実績を提示することは、提示した価格が適正価格と認めてもらうための材料となります。

太陽光発電設備に損傷や劣化による不良があった場合には、売却前に補修・修理をしましょう。また補修や修理を行うことで、発電能力が向上し査定にプラスとなるので、定期点検と補修は常に行っておくといいでしょう。

産業用太陽光発電の売却手続きに必要な書類と手続きについて、Q＆Aでおさらいしましょう。

Q．固定買取期間中ですが、売却手続きはできますか？
A．固定買取期間中でも売却手続きを進められます。経済的な事情をはじめ、諸事情により太陽光発電所を手放さざるを得ない場合などは売却手続きを進めておくことも良いでしょう。

Q．売却にあたり出来るだけ高く売りたいのですが。
A．仲介業者を積極的に利用し、複数業者から相見積をとることで適正価格を知ることが出来ます。相見積を取る際は、依頼する業者に失礼の無いように心がけましょう。また、メンテナンス補修をするなど、価値を下げないように注意しましょう。

Q．売却前に整理しておくことはありますか？
A．「売却理由」「これまでの売電実績」「これまでのメンテナンス状況」をまとめておくと良いでしょう。買い手側の立場になって、不安要素を少しでもなくし、優良物件であるとの証拠をひとつでも多く揃えることが円滑な売却の鍵を握ります。